福祉地域活動

この法人を立ち上げた仲間は今まで京都市北区を中心に活動をすすめてきたメンバーです。
現在、「きたくのわ」という自主的な組織を作り「北区の福祉・介護・医療に従事する仲間の連携をすすめる会」を結成し、この間「東日本大震災から学ぶ」や「認知症」を考えるなど法人・事業所の枠を超えて学習会や交流会を開催してきました。
以前には、同志社大学新町キャンパスで第3回きたくのわの集いを開催し、90名の仲間が集い「認知症の方への関わりから考える」として事例報告とグループ討論を行いました。昨年からは、精神分野の方々と懇談会や学習会を開催してきました。

活動事例

ある研修会の事例では、

 Aさん男性。前頭葉側頭葉変性症の認知症と診断された方についての支援について デイサービス2か所と地域包括支援センターと関わりを持ち取り組んだ事例です。
単なる成功事例としてとらえず、1つ目のデイでうまくいかなかつたことを学び、二つ目のデイサービスも巻き込んで一緒に話し合いました。地域包括支援センターと介護支援専門員である私たちで検討し、まとめた事例を報告しました。
そこで学んだキーワードをご紹介します。

  1. 正しい診断とケアの方向性
  2. 良い距離を常に意識し、作ること(本人・家族そして支援者)
  3. 常に自分の立つ位置を意識すること
  4. 関係機関とチームづくりを意識すること(Aさん・家族を支えるチーム)
    10月24日には「ダウン症のAさんからサービス利用の申し込みがありました。」というテーマでの事例検討会を開催しました。
    ある児童施設が長年施設生活が続き、高齢化が進んでいる状況があります。今回のケースは介護保険上、第2号保険者として認定申請を行い、地域包括や居宅が関わり、自立支援協議会などと協議し、検討・支援をすすめているケースの報告でした。高齢・障害とバラバラに制度は作られていますが、人を支援していくこと。それは制度の枠を超えて共通の土台にたちどうs支えていけるのかを考えるとても良い勉強会となりました。次回は2月頃企画準備中です。

※以前、平成25年3月22日「認知症ケア」として「セルフネグレスト」の集いを企画・開催しました。55名が参加し事例と議論を行いました。

地域包括支援センター職員や施設・デイ・訪問介護・ケアマネ・病院職員など色々な職種が集いグループ討論を行いました。地域で支えあう仕組みを考えていく機会となりました。弁護士の先生も発言いただき激励をうけました。これからも長く続けていけるよう取組を強めていきます。ぜひご参加ください。

※平成25年9月6日 「きたくのわ」で事例検討会を開催します。認知症ケアに関してサービス事業所とケアマネが苦労した事案です。医師や関係者がどう連携をはかりすすめればいいのかみなさんで検討しましょう。場所は紫野デイサービスです。遠慮なくご参加ください。

      ※11月15日大学病院の武地先生や地域包括・認知症対応型通所介護・利用者家族にもお越しいただき「認知症ケアの入口」について話し合いしました。地域での連携をメインテーマで開催し意見交換を実施しました。とても有意義な集い・・・特に利用者家族の発言は学ぶことの多い場となりました。認知症の人と家族の会、老人福祉員・弁護士の方々の発言も学ぶ機会となりました。次回は2月の予定です。

平成26年7月25日こうやまデイサービスセンターにて「入口問題」について話し合いをしました。地域での社会資源として私たちの役割についてグループ討論をしました。そして認知症の人と家族の会の運営委員である原田眞美さんから体験などの話も伺い色々な話し合いをしました。次回は秋開催予定です。

平成28年4月22日ニチイケアセンター北山デイサービスをお借りして「身体拘束について」学習会を開催しました。北川弁護士、原田さん(認知症の人と家族の会)もご参加いただきお話をいただきました。認知症の方の安全を考えた家族から支援者に対して「外からカギをかけてほしい」と強く依頼をうけたときの対応について意見交換を行いました。今度は平成30年12月頃に支援員が関わる自殺を考える開催予定です。また、支援者のバーンアウトを考える機会も行う予定です。ぜひともご参加ください。

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