9月4日、台風21号は強い勢力で近畿地方に上陸し、多大な被害を残しました。6月18日に大阪北部地震がありましたが、住宅被害は大阪府では、約5万3千件、今回の台風21号では約3万8千件でした。
文化財においても被害は深刻です。今年の災害で文化財の被害は、近畿地方を中心に1千件を超えました。主な文化財では、仁和寺では、仁王門(重要文化財)が破損、西本願寺においては、中雀門の高さ3メートルある土塀が20メートルにわたり倒壊しました。
また、関西電力管内での停電はのべ219万戸。電柱約800本が強風にて倒壊しました。停電が長く続いたのは、大阪・高槻市、和歌山県の山間部、そして京都市左京区北部などで、倒木の復旧作業に向かうことができず断水も続いたのでした。
先日の台風24号の影響で、静岡県では4日間停電が続いたとのこと。災害は忘れたころにやってくると言いますが、最近災害が相次いで起こり、大変な思いで過ごされている方々も多くおられます。
「京都は大丈夫」と何の根拠もない「大丈夫論」がよくささやかれていますが、日頃からの備えが減災につながることを学び、災害を乗り越えていきたいものです。


