京都新聞によると、京都市は11月13日、市条例に基づき、行政代執行による強制撤去を実施した。
場所は、右京区。報道によると人がようやく行き来できる狭い私道で行き止まりの私道に、50歳代の男性が自宅前に6年前から古新聞・古雑誌を積み上げて私道がより狭くなり、私道の奥に住む隣人が車椅子で行き来できず、別の家を通り抜けさせてもらっていた。
今回、市が強制撤去した量は45リットル袋換算で167袋にもなったとのこと。市は右京区のこの男性には信頼関係を築き自主的な撤去につなげるよう市職員が自宅に124回訪問を実施。59回は本人に接触し、撤去を求めたり健康相談を行い自主的な撤去を働きかけてきたとのこと。しかし、一向に事態は進展しないうえに近隣にて火災が起こった際に近隣住民が逃げ遅れる事態も予測されるために市は今回の決断を行った。
撤去に立ち会った市保健福祉総務課担当課長は、「無理やりではなく、本人の同意の下で一緒に整理をしたかった。」とのコメントがあった。
担当保健師は信頼関係構築に何度も訪問を繰り返してきたことから、今回の決断に複雑な思いであるとともに、これで終わりではなく、今後も訪問し、本人に支援を聞き取り地域から孤立しないことが大切であることを指摘をしている。今回の条例には、当初から一律的な市の条例による権限行使には慎重にも慎重な対応を求める声が出ていた。特に、ゴミ屋敷の対応は市が行うものであるものと今回の事例から一律に捉えられてしまう危険性も孕んでいます。大切なことは、そこに住民に必要な支援が継続され、地域から絶対に孤立化する事態を避けること。市が強権を行使しただけがクローズアップされるような事態だけは絶対に避けていくべきであると感じた。皆さんはどのように感じられましたか。


