本年4月1日で、介護保険制度が導入されて20年が経過しました。
この制度が、導入されたときには、今後増加する介護を家族だけではなく社会で支えることを理念に掲げて導入され、国民からも期待は大きいものがありました。
事実、介護保険でのサービス利用は伸び続け、わずか20年でありながら国民全体に制度として普及したことからも制度への期待の大きさを感じることができます。
しかし、制度を支える介護職員の十分とは言い入れない労働条件等から相次ぐ離職者があり、一方で介護が必要である高齢者等の増加に人材の確保が追い付けていない状況があります。また、残念ながら高齢者への虐待も増加しています。一方、膨らむ社会保障費への対応として政府は、社会保障費用の抑制・削減のため、制度自体の改正を繰り返されてきました。この間の主な改正だけを取り上げみると
*原則1割のサービス利用料ファイル負担割合に2、3割負担の導入
*施設入居者の食費・居住費の負担増加
*要介護認定の1,2の方々の特養への入所対象者から除外される
*要支援の方々の訪問介護や通所介護を介護保険から総合支援事業(市町村事業)に移行をされる。等々
今後、ますます増加する高齢者。介護が必要な高齢者も必然的に増加することが見込まれています。必要な介護が安心して受ける公的介護制度を構築することが強く求められているだけにもう一度「介護の社会化」を介護保険の理念として制度自体が安定していくことが求められています。皆様はどのように思われますか?(今)


