東京大学の玄田有史教授のグループが2011年時点での調査結果をまとめたのが新聞報道されていました。
20歳から59歳の働きざかりで未婚、無職の男女のうち、社会との接点のない「孤立無業者」は162万に上るとのことです。
「孤立無業者」とは、20~50代の未婚男女で仕事・通学もせず、連続2日間ずっとひとりか一緒にいたのが家族だけだった人を定義した。
景気低迷を伴う就職難やリストラなどが響き、2006年の112万人を大きく上回りました。
玄田教授は「孤立に陥ると職探しへの意欲も失われがち。今は家族が支えていても将来、経済的に厳しい状況に陥る」と指摘している。
5年に1度「社会生活基本調査」を実施する総務省から、調査の回答の一部提供を得て独自に集計をしたものである。未婚で仕事・通学もしなかった人は2011年で256万人おり、このうち孤立無業者は162万人である。
政府は15~34歳で、通学も仕事も職探しもしていない人を「ニート」と位置付け、カウンセリングや就職支援を実施してきたが、就職難でニートの高齢化が進行し、無職で社会から孤立している30代半ば以上の人の実態把握や支援が新たな課題となっている。知人や友人がいないと社会復帰や就職が厳しい状況にあります。
セルフ・ネグレストの調査で50歳代の男性が孤立し死亡するケースが先日報道されていましたが、今回の「孤立無業者」の問題とあわせて今後、就労支援や地域の支援する仕組みづくりがもとめられています。
今後、私も色々な形でこの問題を深めていきたいと思いとても興味深く読みました。また「セルフネグレスト」についても興味深い研究がありましたのでここで報告します。


