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個別記事: 2021年07月22日

相模原殺傷事件から5年、改めて犠牲者のご冥福を祈るとともに事件を考える

2016年7月26日、相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で入所していた障害者の方々等45名が殺傷されて約5年を迎えます。改めて犠牲になられた方々やそのご家族等に心からの哀悼の意を捧げたいと思います。

 事件の衝撃の大きさから未だに報道された当時を鮮やかに思い出します。事件を起こした植松青年は、過去にこの施設で支援員として従事していた。その職員が「障害者は役に立たない。」「生きている意味がない」と称して殺害に至った経過は何か。私はずっと疑問に感じていました。多くの職員は、様々な困難に直面することはあれど、障害者への支援者として真摯に取り組んでいる。それでもこの悲惨な事件が起きたことの原因が私にはみえなかった。植松青年の性格?個人の資質?

先日の新聞報道でも植松青年は「重度障害者は不幸を生む」として殺傷をしたこと自体は後悔をしていないと思われる発言を繰り返しています。この発言自体には怒りをも感じてしますが、この思いをなぜ施設職員であった時代に構築されたのか。

本年3月、京都府の虐待研修(You Tube配信)において元毎日新聞論説委員 野澤先生が「(植松青年がこの発想を思い強くした背景には)施設の運営にも課題があった」と施設での障害者の見方や支援者の立ち位置などを施設自身で職員に伝えていく姿勢にも課題があったことを指摘されていました。

 障害者虐待や高齢者虐待において施設従事者等による虐待の発生要因は、個人の資質の課題もあるが、多くは施設の課題であり問題があるとされています。植松青年がどのように勤務していたのかどうか詳細を知る立場にはないが、改めて社会的な役割が期待される施設において法人理念等に照らし、常に起きている課題等を職員全体で議論できる場をつくり共通の指針にすること。そして定期的に議論し徹底する大切さを感じています。改めてこの事案を通して「人をどうみるか」という、根本的な問題につながっていることを感じ、ことの重大さとともに常に本事件の本質を忘れてはいけないと感じるました。皆様はどう思われますか。(今)

 

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