あまりにショッキングな事件が起こりました。
神奈川県相模原市の「津久井やまゆり園」にて元職員の男性が、入所している19名を殺害し、26人の方々が重軽傷を負いました。あまりの残酷さに怒りと深い悲しみを感じざるを得ません。心からお悔やみとともに負傷された方々の一日も早い回復を心から祈ります。
今回の事件は、戦後最悪の殺人事件であるだけではなく、障害者が入所する社会的な施設において起きた事件だけに社会に与える衝撃も大きいものがあります。今回、殺人を犯した元職員は、事件を起こす前から「障害者なんていなくなればいい」という発言等を繰り返していたとの報道がなされています。「障害者を「なくすことが日本と世界のため」など障害者の存在を社会の邪魔者扱いをする差別と偏見や障害者の存在自体を認めない姿勢は人間の個人個人の権利と尊厳を保障する人権そのものを否定するものであり、認められるものではありません。
第2次世界大戦時のドイツ。ヒトラー政権下では、障害者は「生きるに値しない」として優性思想を掲げて計画的に虐殺を繰り返したナチスなどの思想にも相通じるものがあり、絶対に許されてはならない危険思想といえます。
今、ドイツなど他民族を排除する思想や、ヘイトスピーチなどで屈辱的な言葉を投げつける行為が問題になっています。障害者をはじめ社会的弱者や少数者などに対する偏見や差別、排除の社会的風潮が強まる傾向があり、今後この危険な風潮が広がらないように、国民的な取り組みが求まられています。日本でも格差や貧困を努力が足りないとして自己責任にすりかえる風潮が見られる今の社会。
私たちが今回の事件から学ぶこと。差別や偏見・差別などを許さず、誰もが個人として尊重される社会を作るため、「いなくていい人はいない」との考えをしつかり身につけていきたいと思います。(今)


