先日、加東市の住宅で介護をしていた認知症の妻(79)を殺害した夫(82)を逮捕されました。
認知症の妻の介護について2009年頃から34回にわたり市の担当課に相談していたことが、4月7日付け京都新聞で報道されました。夫は警察の取り調べにおいて、「介護が大変であった」と証言をしているとのこと。警察は実際の介護実態について調査する予定である。市によると家族は2009年当時から地域包括支援センターに妻の認知症介護等について頻回に相談。2014年には、夜間に徘徊する妻の認知症状についても相談を行い、市内の病院を紹介されていた。
その後も妻は徘徊を続けることから、出ようとする妻の両足を杖でたたいた行為(虐待)も起こっていた。長男の介護に対する関与度は不明であるが、長男と夫が介護の仕方等を巡り、事件当日も口論をしていたとのこと。介護に追い込まれる中で起こりうる虐待。大きな介護負担が虐待を引き起こす要因と指摘されますが、最悪の場合は今回の事件につながる危険性もあります。介護者が孤独にならないように支援する仕組みは、このような事件を減少させていくためにも私たちに強く求められています。二度と不幸な事件が起こらないように、しっかり学び、教訓を生かしていきたいものです。


