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個別記事: 2014年09月02日

ごみ屋敷対策~京都市条例案~

私も仕事柄、「ゴミ屋敷」と言われる家を訪問したことはたくさんあります。足の踏み場がなく人が何とかひとり通れる所がある家の中。大体この方々に訪問する機会は、「困った」と本人の発信があったときか近隣からの心配した「通報」からでした。

確かに悪臭を放ち、ハエ等不衛生となり近隣からの苦情から関与するケースもありました。私が訪問した家は、自宅前で排便・排尿をした方ことから近隣に強い苦情から関与をしたケースもありました。このようなケースの多くの場合は本人は困っておらず人がいきなり色々と関与してくることに動揺をしていることがありました。遠方に住んでいる家族に連絡をとり綿密な打ち合わせをしてゆっくり支援体制を構築していくことがあります。

今回、京都市が「ゴミ屋敷」を解消するために、立ち入りや質問を拒否する住民に対して、氏名公表等行政によるごも即時撤去と費用請求を可能とする条例案が公表されました。8月に市民の意見を募集され、9月の市議会へ提案する予定であると京都新聞は報道しています。

ゴミ屋敷から私たちが考えることは、その方の生き様や生活を最大限尊重はすること。同時に健康を害し、判断能力が著しく低下(認知症の進行や精神疾患の悪化等)で近隣とのトラブルになること等でセルフネグレクト状態である際に本人の人権を守るために関与することが求められると思います。実際、「セルフネグレクト」の定義は、まだまだ定まったものではありませんが。

今回、京都市の条例案に対して、「京都市ごみ屋敷問題を考える会」が本人を排除ではなく、寄り添う視点からの解決の必要性を指摘している。新聞によると弁護士の舟木浩氏は条例案に対して「財産権の観点からやりすぎであり、他よりかなり厳しい内容である。氏名公表はネット社会の中、悪いラベルを貼ることになり、取り返しがつかないことになりかねない」と指摘をしている。

京都市は現在実態調査で居住者がいるゴミ屋敷は112件としている。ゴミ屋敷問題はセルフネグレクトとして福祉の視点から寄り添い支援を行うことが大切であることを投げかけている。ぜひこの問題からより孤立や症状悪化が繰り返されないことを強く求めるとともに、私たちがどう関与していくべきか真正面から考えていきたいと思いました。皆さんはどう考えられますか?

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