厚生労働省は労働災害が2022年度に710件になったことを発表しました。(京都新聞7月1日付より)
原因は仕事が原因でうつ病等の精神障害を発症ですが、昨年度より81件多く過去最高を4年連続で更新しました。自殺は62件(昨年より12件減少)、自殺未遂は昨年度と変わらず5件となりました。
原因別では、パワハラが147件と最多となり以前改善が進んでいないことが鮮明となりました。
精神障害での労災請求は、前年度比337件増加となり、認定率は35.8%で増加傾向。精神障害でも労災となることが知られてきたことが背景にあるようです。
原因別では、①パワハラ147件、②悲惨な事故や災害の体験・目撃89件、③仕事内容や仕事量の変化を生じさせる出来事があった78件と続き、同僚などによる暴行やいじめ、嫌がらせ、セクハラなどが挙げられています。
職業別では①社会保障、社会福祉、介護 85件、②医療 79件、道路貨物運送 37件でした。人と触れ合う対人援助の業種に多い傾向があります。
認定されたケースでの時間外労働は、発症前2~6か月間の月平均で「60時間以上80時間未満」が多く、「過労死ライン」として重視される月80時間とされているが、2021年9月に見直しされた基準では、不規則勤務など労働時間以外の負荷も考量されており、より認定の幅がひろがったとされている。
改めて、労働等で与える心身面への影響をしっかり受け止めて、特に精神障害に陥らないような労働の在り方が求められています。
誰もがいつでもどこでも陥るかもしれない状況があることを自覚して個々の努力とともに企業や社会で向き合う必要があると思います。


